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令和4年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2022-10-28
令和4年決算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2022-10-28

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  1. 石岡市議会 2022-10-28
    令和4年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2022-10-28


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年10月28日(金曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(谷田川 泰君) ただいまから決算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第60号・令和3年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてないし議案第69号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10件であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、説明員名簿のとおりであります。  これより議事に入ります。  議案第60号・令和3年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてないし議案第69号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10件に対する質疑を一括して行います。  村上委員。 2 ◯委員(村上泰道君) おはようございます。村上でございます。  本日は総括審査におきまして、昨日までの委員会所管において様々な数値や現状について確認させていただきまして、その中で今後の市政運営に対してどのような方向性であるのかについて何点か確認をさせていただきたいと思います。  まず、1点目でございます。空家対策事業についてをお尋ねいたします。  こちらにつきましては、昨日所管において現状の対策事業の内容について取組の説明を受けました。そこで、昨日も触れさせていただきましたが、空家等対策事業の中は解体費用の補助等については生活環境、また空き家バンク等の対応については都市建設の建築指導課が担当されているということで、それぞれ生活の環境に関わる解体等に関しては生活環境、また市民の住宅確保については建築住宅指導課ということも理解ができるところであります。  ただ、事務事業評価シートにも触れられておりますが、この空家等対策事業の目的が適正に管理されていない空き家等を調査し、必要に応じて指導、助言し、適正な管理を施しますということ。また、市内のこういった空き家対策について全体的に取り組んでいくということが目標で触れられております。  そこで、今後一体的な取組をする上で、やはり空家等対策事業というのを一本化ではないですけれども、部局がまたいでいる現状、特に部をまたいでいるという現状において、今後これらの事業を円滑に進めていくためには、部局の統一もしくは担当課の明確化を図るべきではないかなというふうに感じております。  そこで、こちらについては副市長にお伺いしたいと思います。昨日までの委員会審査において様々議論されていた中で、1つの事業が部の中で担当課が分かれているのではなくて、さらに部をまたいでいるこの現状についてどのようにお考えなのか。また、今後の在り方についてどのような所見をお持ちなのかお伺いしたいと思います。 3 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 4 ◯副市長(田所和弘君) お答えさせていただきます。委員ご指摘のとおり、市内の空き家問題につきましては、石岡市にとって重要な課題の1つというふうに認識しておるところでございます。空き家につきましては、ご存じのとおり空き家があることで事件、事故を誘発するような危険性がございます。また、市としてのイメージダウンということもあろうかと思います。地域住民が安心安全で暮らせるためには、やはり空き家問題というのは非常に重要だというふうに考えてございます。  委員ご指摘の対応の部署が複数に分かれているということにつきましては、対応の迅速性、連携ということもあろうかと思いますけれども、やはり一本化するべきかなというふうに考えてございます。これにつきましては、体制の整備につきまして専門の部署ができるように検討させていただきたいというふうに考えてございます。 5 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員
    6 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございます。昨日の所管のときにも紹介させていただきましたが、民間事業も含めてですけれども、国も空き家対策について活用を図っていると。日本の場合、古いものを新しくという文化もありながら、住宅に関しては新規のものがどんどん出てきていると。今現在リフォーム等が進んでいる現状もありますが、その中でもまだまだ使える空き家が有効活用されていないという現状、空き家にも特定空き家のような空き家もありますし、まだまだ活用されていない純粋な資源としての空き家もございますので、そういった意味で今副市長がご説明いただきましたように、専門部局、また集中的な対応ができるような、迅速な対応ができるような今後の運営に期待をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  では、2点目についてお伺いします。鳥獣被害対策事業についてお伺いします。  こちらは所管では特に触れませんでした。これは今年事務事業評価シートがとてもよく分かるようになったので、わざわざ聞かなくてもよかったというところがまず正直なところであります。明確に必要な数字が表記されておりましたし、内容についてもよく分かりましたので聞きませんでしたが、今後の対応ということで今日は総括でありますので、昨年もこの点については触れさせていただきましたが、こちらの点についてお伺いしたいと思います。  鳥獣被害対策につきましては、近年はこちらに記載がありますように豚熱の影響もあり、イノシシ捕獲頭数が減少しているというのがここのところでございます。従前に比べて被害の報告やマスコミ等も取り上げる機会が少なくなっているというのは体感しているところであります。  ただ、こちらにもありますように、今後こういった被害を防止するに当たって、捕獲隊員の確保、わな免許取得の助成など、地域ぐるみ捕獲活動に積極的に取り組む必要がありますというふうに触れられておりますとおり、わなに限らず狩猟免許の取得者、また猟友会の隊員の高齢化という問題についてなかなか隊員の裾野が広がっていかない。また、若い隊員の技術の継承というのが現場レベルで大変苦労しているという現状の中で、現在落ち着いているイノシシ被害、まだまだ現場の隊員の方々が元気なうちに技術の継承を図ってはいかがかということでこちらは昨年も触れさせていただきました。  そこで、当市は里山保全室が部局の皆さんのご理解で設置されたわけですけれども、全国的には自治体職員が狩猟免許を取って捕獲の対応をしている自治体も、多くはありませんけれども、実態としてはある中で、石岡として今後専門部局免許の取得等を見越してこういった活動の後ろ盾や、行政としてこういった獣害被害に対しての安定的な対策をしていく必要性があるのではないかなというふうに感じております。  そこで、こういった今後の隊員の確保、また市の職員の免許取得等の今後の考え方についてご所見を伺いたいと思います。 7 ◯委員長(谷田川 泰君) 産業戦略部長・塩畑君。 8 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。隊員の確保、それから職員の免許取得についてのご質問でございます。こちらにつきましては、当市におきましても全国的な問題ともなっております狩猟者の減少というのが進んでいるところでございまして、狩猟免許の取得者の高齢化により減少も進んでいるところであり、早急な対応が必要であると、このように認識しているところでございます。  県内では、大子町において会計年度任用職員がわな免許や銃免許を取得しまして緊急的な有害鳥獣捕獲活動を実施している例もございますので、本市におきましてもそういった先進事例を参考に、会計年度任用職員による狩猟での捕獲活動ができないか調査研究をしてまいりたいと思っております。  あと委員ご指摘のとおり、今現在豚熱の関係、それから隊員の努力もあると思うんですが、令和3年度の実績では、令和2年度と比較しますと令和2年度が1,040頭に対して令和3年度は419頭という結果となっているところではございますが、また今現在行っている令和4年度の捕獲頭数につきましては令和3年度の実績の部分を上回っている状況でございますので、今後も狩猟者の確保を図りながら、そして有害鳥獣の捕獲に努めてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 9 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 10 ◯委員(村上泰道君) 免許の取得については大変ハードルが高いというのも実感しております。例えば市の純粋な職員さんに免許の取得を計画したとしても、通常茨城であると各種免許、銃の取得免許と狩猟の免許と二重に必要なんですが、こちらは大体10か月から1年かかります。そうすると、部局に配属した職員に今年取ってくださいと言っても年度が終わってやっと取れるかどうか。取得した職員が次の定期異動でまた異動してしまった場合に、せっかくの取得の効果が全く得られないというようなこともありますし、逆に、では、皆さん、自由に個人的に取ってくださいと言ったときに、取得までの費用もそうですし、維持管理も大変費用がかかる中でどこまでこれが個人に課せられるものかというハードルも理解をしております。  そういった中で、今、部長がご説明いただいたように、取得者の会計年度職員の採用実績が他市でもあるということでございますので、こういった効果的な役割の発揮できる組織体制を目指していただきたいなというふうに思います。  地域的にわなの設置については、積極的な捕獲というよりも自衛的な形のわなの設置になるかと思います。実際イノシシがわなにかかったときに、ではイノシシを最後どのような対応をするのかといったときには、現状は銃の取得者や猟友会の方に最後の対応をしていただく。その後市の職員や担当課で対応しているというところかと思いますが、将来的な目標としては山間地域地域ぐるみでのわなの設置、捕獲するところまでは地域だけれども、捕獲後は連絡すれば最後の対応は市のほうで全部やりますよというような一括的な対応ができるのが将来的な理想かなというふうに感じております。  そういった中で、内部の免許取得者の確保や、また一般的な免許取得者に対して、先ほど言いましたように猟をするための免許ハードルは銃の保持免許と狩猟の免許と二重になります。今、銃の競技制から競技の銃の取得者は若い方々も継続的におりますし、近年比較的従前に比べれば増加の傾向になっていると。若い方の銃の取得は比較的進んでいるというふうに聞いています。ただ、そこから先の猟に入るかどうかというのは、なかなか現代の方々に足踏みをさせてしまっているというのが現状かなというふうに思いますので、今後の隊員の確保について、他市の事例等を確認していただいて、現状の猟友会の方々がまだまだ本当に元気な方ばかりでありますので、技術の継承が今のうちにできるような準備をしていただきたいなというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  それで、質問としては2点なんですが、先ほども言いましたように事務事業評価シートについて最後にお伺いします。  今回事務事業評価シートが全く昨年までと違って一新されました。これは担当所管のときにも担当課長からもお話を伺いましたが、今まで1ページづくりであったものを予算についても明確な経費区分を分けたり、目標値について実績のみではなくて目標値も数年積み上げてできるように、また最終目標についても明確な記載もありますし、それぞれの事業の自己評価についても記載がされていると。そういった意味では資料を読むのが大変だったんですが、読むとこんなことをやっていたのかというのがとてもよく分かって、今まで表面的な理解だったのがこういうことまで取り組んでいたのかということが分かりましたので、とてもいいシートだったなというふうに思います。  ただ、所管でも何点かご指摘させていただきましたが、経費区分について補正と実際取り組んだけれども、表記がなかった点が何点かございましたし、また目標値についても現年度の目標がそもそも設定されていないのか、ただ実施した結果できなかったのかとか、目標値や実績値の記載についてまだまだ見やすくできる、また分かりやすくできるような形かなというふうに思っております。  そこで、昨年公室長に質問したところ、今年こういったすばらしいものが出来上がりましたが、室長も新しく替わりましたし、この事務事業評価シート作成に当たって他部局にどのような通知や通達、またこの事務事業評価シートをつくったことによる効果はどういったものがあったのかというのを、本来全部局の方々に聞きたいところでありますが、まとめて室長にどういった声があったのかというのを公表いただければなというふうに思います。 11 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長公室長・門脇君。 12 ◯市長公室長(門脇 孝君) お答え申し上げます。事務事業評価シートを作成する目的、それから作成方法などを示したマニュアルを作成いたしまして全庁的に周知を行ったところでございます。各部局におきましてはこれまで以上のデータ入力作業となりましたが、今回作成した評価シートは今後の事務事業評価の基礎となるもので、今後数値等の見直しを図り、活用していくことなどを説明し、作成をしていただいたところでございます。  作成に当たっての各部局からの意見でございますが、大きな混乱等はなく資料としてまとめることができた状況でございます。これまでも事務事業評価シートを作成する上で、各部局において事業の点検、振り返りをしてございまして、そういった作業を繰り返してきたことで事務事業評価に対しまして一定程度習熟してきているものと考えてございます。また、例年作成しております記載要領のほか、事務事業評価の目的など、考え方などを含め、新たな記載マニュアルを通じまして、各部局において資料を作成することができた結果であろうかと思ってございます。  また、今回各部局におきまして、補正、減額補正などの記載がないこと、それから執行率が悪い値となっていた例などがございました。こちらにつきましては大変申し訳ございませんでした。そういった漏れや誤りが生じないよう、ミス防止に向けまして最大限努めるとともに、今後につきましてもより分かりやすく、また課題などを共有することができる事務事業評価シートとしてより正確性を高め、信頼していただける資料となるよう進めてまいりたいと存じます。 13 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 14 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございます。今、室長からありましたように、取り組んだ初年度でありますので、記載ミス等多少あったかなと思いますが、数年前に比べればもう断然読みやすい資料でありますし、各部局としても相当準備されたのかなというふうに思います。  ただ、もちろんあくまでもシートはつくる目的ではなくて、シートは手法であって、本来の行政サービスに各部局で取り組んだそれぞれの担当課が1年の振り返りや前年度の振り返りをした結果、どれだけ効果があったのか。やっぱり最後は数値で効果や結果を出さなければいけないと思っています。行政としてはもちろん、見えないサービスもそうですが、数値目標、特に市としては難しいところはありますけれども、人口減少や将来的なまちの構想について結果を出さなければいけないといったものが明確に数字として現れてまいります。  そうした中で、効果があった部局に対してはより予算の投入を図る。また、執行がどうしても鈍いような部局についてはもう少してこ入れをするとか、事業の見直しをするとか、一目瞭然な、そういう意味では第三者的にも判断できる資料として、今後も精査された中でますます行政サービスが円滑に運営することを期待しております。  今回今まで以上に3倍資料が増えたということは3倍作業がかかったのかなと思いますけれども、結果としてすばらしいものができたと思いますし、こちら側としては読む量が3倍になったので、大変な部分はありましたけれども、そういう意味では時間はかかりましたが、楽しく読ませていただきました。そういう意味で、今後も各事業が円滑に進むことを期待しております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 15 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。櫻井委員。 16 ◯委員(櫻井 茂君) おはようございます。櫻井です。よろしくお願いします。  総括の質疑をさせていただきます。  まず、決算書94ページとなります。法令遵守推進経費といたしまして127万円が計上されておりまして、公正職務審査会委託料について伺ってまいりました。その際に3名の弁護士の方が職員の訴えを審査しているという答弁をいただいたところであります。現在は解決済みなのかも分かりませんけども、報酬54万円に相当する審査会が1年間にわたって1件の訴えを審査していたということで伺いました。率直な意見を言わせていただければ、時間がかかり過ぎてはいないのかなという気がしてなりません。  何らかの不利益について職員が訴えて、それを公正職務審査会の中で審査していくという形になっていると思いますけども、訴えた側、不利益を被っている職員は切実な思いで多分訴えられたんでしょう。この訴えを1年間、12回の審査をされたということで、誠心誠意審査されているとは思いますけども、せいぜい半年程度で一定の見解を出すようにしていかないと、職員がその制度を利用するという意欲がどんどん失われていってしまう可能性があります。  この審査会について、本当の被害者救済になる審査会とするために、今後どのような取組をされるのか、お考えがあればお尋ねをしたいと思います。 17 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・武石君。 18 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当(武石 誠君) ご答弁申し上げます。まず、冒頭訂正をさせていただきたいと思うんですけれども、ただいまお話のあった令和3年度の12回の審査の内訳でございますけれども、1件ということで所管の審査の際にご答弁申し上げたところでございますが、正確にはうち3回が1件目、残りの9回が2件目でございまして、令和3年度については2件の審査をさせていただいたところでございます。  ただ、その2件目のほうがご指摘のとおり長い期間を審査に要しているという現状でございまして、ご指摘のとおり訴えをいただいた方のお気持ちを考えますと、例えば半年程度での結審というふうなことで、今後お願いをする際に私どもとしても審査会のほうにお話を申し上げていきたいというふうに思っております。 19 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 20 ◯委員(櫻井 茂君) 答弁の訂正をいただきました。実質2件の審査を行ったということで、3回の審査で結審というか、まとめたのが1つと残り9回で審査をしているものがあると。残り9回のほうが結論が出たのかどうかちょっと私は分かりませんけども、いずれにしても今総務部長のほうから半年程度で結論が出るような形で促していきたいというような言葉もございましたので、ぜひそのような形で、いたずらに早くしろと言っているわけではありませんが、ただ被害を訴えている方の救済ということであれば、総務部の中でも実態を調査して、審査会のほうにきちっとした情報を提供しつつ、スピード感のある審査会になることを希望したいと思います。結構です。  次に、決算書258ページになります。図書館文化アドバイザー報償費の支払いについてを伺ってまいりたいと思います。  文化アドバイザーが石岡市内に来ることなく、東京都内でどなたかと協議したとして複数回にわたり報償費1万4,000円を支払っていたことが答弁されたところであります。令和3年度においては報償費を9回支払っておりますが、どこでどのような指導、助言を受けたのか。あるいは、どのような行為を報償費の対象と認定したのか。具体的な説明をいただきたいと思います。 21 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 22 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。令和3年度の図書館文化アドバイザーの勤務実績でございます。  まず、1回目、4月16日に中央図書館におきまして、令和3年度の事業計画についての確認を行っております。  5月7日及び14日には、やさと図書館オープン記念行事の打合せとしまして、川崎市の放送作家宅において講談師の方を交えて予算の範囲で企画が実現可能かどうかなどの検討を行っております。  また、5月21日には、同じくやさと図書館オープン記念行事の打合せとしまして、新宿区内の出版社におきまして直木賞作家と担当編集者との打合せを行ってございます。  次に、10月4日には短歌講座の打合せとしまして、講座の講師である歌人の方と、その方の勤務先である国立市内の学園におきまして、受講者から提出された短歌作品への批評、添削、作家のポイントなどの助言を行っております。  10月12日には、中央図書館におきまして図書館活動団体と交流した後、ビブリオバトルの実施方法について、またやさと図書館の視察などを行いまして助言等をいただいてございます。  10月24日には、中央図書館におきまして歌人の方と打合せをした後、短歌講座を開催し、司会進行等を務めてございます。  11月28日には、中央図書館におきまして俳人の方と講演の流れ等を確認した後、俳句講座を開催し、司会進行を務めております。  最後9回目は1月14日、中央図書館とやさと図書館におきましてやさと図書館プレオープンイベントについての打合せをし、当日の流れの確認、会場の下見等を行ってございます。  以上でございます。 23 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 24 ◯委員(櫻井 茂君) 詳細をお尋ねいたしました。前回質疑をさせていただいた際に、9回のうちの5回が石岡市の図書館においでいただきまして打合せをさせていただいたと。4回については石岡市のほうには来ていませんでしたよというようなお話をいただいていまして、今、再度確認させていただきました。  こちらであまり細かいことを聞いてもしようがないんでしょうけども、石岡市に来なかった際に新宿、川崎、国立というような場所の報告もございましたが、こちらには図書館の職員は立ち会っているんですよね。アドバイザーさんとアドバイザーさんが思い描くどなたかとの打合せをされているのか。要するに指導、助言をいただく際に市の職員がその場にいたのか、あるいは何らかの打合せの結果だけを後ほど報告を受けたとして報償費を払っているのか。これはどのような形になっているかお分かりであればお尋ねしたいと思います。 25 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 26 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。現場のほうには職員の立会いはございませんで、その結果につきまして、その当時の担当が電話等で確認をさせていただいたと聞いてございます。 27 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 28 ◯委員(櫻井 茂君) ありがとうございました。この報償費につきましては、日当1万円と石岡市までの往復交通費分相当4,000円、これらを合計した1万4,000円を積算根拠としているということで説明を受けております。令和3年度は9回にわたり報償費の支払いを行っておりまして、根拠となる指導、助言が石岡市ではなく都内において、先ほど申し上げたようにアドバイザーの方が任意で相手方を選んだのか、中央図書館の職員側の依頼なのかは分かりませんけども、東京都内で、あるいは川崎等で打合せした際にも報償費を支払っていたと。また、中央図書館が指導、助言という形で受けたのは電話での連絡だったということであります。  さきの質疑でも支払いの手続と決裁、これらに基づいた報償費を支払っていますけども、果たしてこれらが石岡市で求めるルール、財務規則等に従って手続がされたのかということになりますと、せんだっての質疑の中では後から業務報告書を提出されたものもあったというようなことでありました。本来公金の支出に当たっては必要書類をつけて決裁を受ける。それに基づいて会計課が出金するという流れだと思いますが、後ほど都合よく業務報告書をつくっていたのではないかと思われる節があります。いずれにしましても、管理職職員が決裁している以上、公金支払いのルールを自分勝手に拡大解釈しているのではないかと思われる節があります。  そこで、総務部長にお尋ねしますけども、これまでの一連の質疑の中で総務部長はどのような見解を持っているか。石岡市職員服務規程の第2条にある職員は市民全体の奉仕者としての職責を自覚し、誠実、公正かつ能率的に職務を遂行するよう努めなければならない。さらには法令、財務規則等に照らし合わせた場合、管理職として責任ある職務行為として適正と言えるのか、これらについて見解を求めたいと思います。 29 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・武石君。 30 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当(武石 誠君) ご答弁申し上げます。ただいまの図書館文化アドバイザー報償の件でございますけれども、日額での報償費の支出ということで当該日のアドバイザーの方の勤務実績なり、実態なりを文書で把握するというのは市の職員として当然なすべき責務であろうというふうに思ってございますし、その責務と先ほど委員のほうでお読みいただきました例規については照らし合わせて検討する必要があろうかというふうに考えてございます。 31 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 32 ◯委員(櫻井 茂君) はっきりとした答弁はいただけませんでしたけども、今回の報償費の支払調書を起案させ決裁した管理職員、この判断と組織としての責任、支出に当たっては必ず管理職が決裁するはずですから、その判断と組織としての責任、これはどのようにお考えになられるか。再度お尋ねしたいと思います。 33 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・武石君。 34 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当(武石 誠君) その報償費の支出につきまして、事務決裁規程上は給与その他定例的なものにつきましては課長専決というふうなことになっておりますので、課長の判断で支出は可能というふうになるわけでございますけれども、先ほど申し上げたとおり定例的なものという規定もございますので、ご指摘の報償費の支出が果たして定例的だったかどうかという点も先ほどのご答弁の中に含ませていただきたいというふうに思います。 35 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 36 ◯委員(櫻井 茂君) そうしますと、定例的なものかどうかという話になればこれはどうなんでしょう。そういう事案がほかにもあるということなんですかね。要は報償費というのは一定のサービスに対する対価に対して払うわけですね。本来は成果物、指導、助言であれば、それを記した業務報告書がどこの誰から、いつ何どき、このような件に関してこのように指導、助言を受けたということに基づいて報償費を1万4,000円支払いますよという形になると思うんですが、そういった手続を怠った、あるいは市の職員がそこにいないので、本当にそれが行われたかどうかの確証は持てないわけですよね。  今回アドバイザーの方をどうこう言うつもりはございません。アドバイザーの方は市の依頼に基づいて何らかの行為をなし、その行為に基づいた結果を市のほうに提供していただいたということだと思いますが、そうしたアドバイザーさんの真面目な行為をある意味市の職員は裏切るような行為をしているわけです。これは公金です。お金です。そういったところを真剣に考えていただかないと、小さなところからどんどん拡大解釈されてしまっては、今回の決算審査もそうですけども、公金の支出が全部根拠のないものとなってしまいかねませんので、しっかりとそこは事実確認をしていただいて、しかるべき対応をお願いしたいと思います。これ以上お尋ねしても多分答えは出てこないと思いますので、本件については以上で終了させていただきます。  次に、決算書272ページ、八郷運動公園維持管理経費の躯体健全性調査委託料1,155万円についてお尋ねをいたします。  この調査委託につきましては3つの施設が調査対象ということで伺っております。調査結果が正式な形で常任委員会のほうには報告されておりません。一部プールの故障に関しての調査結果ということで、プールは老朽化が著しいということで報告がされただけであります。議会への情報提供と説明が適切に行われませんと私たちは議会の検証機能を発揮することができないわけであります。このことは今回に限らず、これまでも何度も同じような苦言を複数の議員から指摘されているわけでありますが、これだけ見れば小さなことなのかもしれませんけど、どのような見解をお持ちになっているのかをお尋ねしたいと思います。 37 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 38 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。まず、プールの躯体健全性調査の結果について言及したのが令和4年4月21日の文教厚生委員会であったと記憶してございます。担当課長から八郷総合運動公園躯体健全性調査の全容についてはその際しておらず、プールのみについての報告となってございました。その部分につきましてまずおわびを申し上げたいと思います。  委員ご指摘のとおり、八郷総合運動公園躯体健全性調査につきましては八郷総合運動公園の今後の方向性に関わる大切な調査でございます。プールの報告だけでなく、残りの農業者トレーニングセンター、体育館、それから武道館、こちらにつきましても併せてそのときに報告すべきでございました。今後は必要とされる案件につきましてはよくよく見直した上で、随時積極的に報告してまいるように努めてまいります。よろしくお願いいたします。 39 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 40 ◯委員(櫻井 茂君) よろしくお願いいたします。情報提供していただきませんとその案件について私たちは知り得ないわけですし、議論もできませんので、よろしくお願いいたします。  次に、令和2年3月に発表されております個別施設計画、こちらにおきまして八郷運動公園のプールにつきましては建築後40年が経過し、老朽化が著しいという記載が入っております。これは令和2年3月の段階です。昨年夏ろ過機等の故障によりプール開園を延期するというような中で応急的な修繕を行っておりましたけども、コロナ禍による蔓延防止措置の延長ということでプールの利用が現実にはできませんでした。これは致し方ない部分もあろうかと思います。  令和3年8月6日の委員会の答弁では、先に大規模改修ができないか。これは要するにプールの状況がひどいということを認知して、教育委員会サイドから大規模改修ができないか関係部局と協議したいというような答弁、説明がありました。結果的には応急措置の修繕をされたようですが、漏水が続いたことで今年も利用ができないということで、本来であれば数千人に上る利用者の期待を昨年、今年と2年連続で裏切ってしまったという結果になってしまいました。  個別施設計画で触れられているように、老朽化につきましてはもう先刻ご承知という状態であったわけでありますから、大規模改修や建て替えの可否、これらについて当然検討が迅速に進んでいると思っておりました。しかし、さきの質疑ではこれを否定する答弁も出てきたことで私自身非常に驚いたところであります。個別施設計画、そして躯体健全性調査委託、これらを何のために取り組んだか甚だ疑問なところがございます。結果を十分に反映していないのではないかと思いますが、見解をお尋ねいたします。 41 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 42 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。確かに結果としまして2年連続プールが使用できない事態となってございます。そちらにつきましては大変申し訳なく思っているところでございます。  ただ、教育委員会全体としましてこれまでの結果という部分はございますが、老朽化している施設が多数ございまして、それの優先順位等をつけながらの対応ということで、どうしても現実問題としてプールの漏水について想定より早くこういった事態になってしまったというところでございます。こういったことで刻々と状況が変化いたしますので、対応が間に合っていない部分があることが事実でもございます。プールにつきましては学校の授業などにも使用することもございます。影響、優先度など、できる限り迅速に判断をしながら努めてまいりたいと思います。 43 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 44 ◯委員(櫻井 茂君) 部長の答弁もございましたが、短期間のうちにたくさんの施設が新設され、建築されて40年、50年目が今ここにあるという状況で、修繕しなければならない施設、あるいは改築しなければならない施設がめじろ押しということで、個別施設計画もそれぞれの担当でつくられているというような流れがあろうかと思います。  当然全部に細かく目が行き届くかということになればそれはなかなか難しいとは思うんですが、担当課の職員は現状認識をされている前提で個別施設計画が立てられているということで私たちは報告を受けておりますので、仮に教育委員会サイドだけで手に余るようであれば、しっかり市長部局と打合せをしてこういったことに対処するプロジェクトチームじゃないですけども、何らかの組織をつくって対応していかないと、プールはある意味、それがないからといって私たちの生活がもうすぐ困窮するというわけではありませんけども、学校施設は体育館も含めていろいろ出ております。  また、さきの委員会所管の質疑では、ナイター照明のライトがついていないという話もございました。実際私のところにもそういう話が来ております。確認しましたらもう3分の1しかライトがついていないというようなところもあるようです。こういったことは時間が取れないとか、予算がないとかという話じゃなくて、きちっと現地を見てどうしたらいいのかというのをそれぞれの施設が同時進行でやっていかないと、優先順位という言葉はよく分かるんですけど、一個一個順番でやっていたらもう10個目、20個目は一体どうなるんですかと。  朽ち果ててしまっているんじゃないかという話になっちゃいますので、そこは市長も真剣に考えていただかないと、今回こういう言い方で申し上げたら誠に申し訳ありませんけども、15億円の黒字なんですよね。だから、そこはしっかり考えてやっていただきたいと思います。それを全部そういうところに使っちゃっていいのかと言えばそれはまずいとは思いますけども、担当課のほうで努力をして経費削減を図り、その浮いたお金で財政の健全運営に支出しているわけですから、その利益を得た部分はどこに流すのかと言えば、こういったところでしっかり手当てしていただかないと、子どもたち、高齢者の方々の精神的な部分も含めて、石岡市に対する信頼感がどんどんなくなっていってしまうと思います。その辺を踏まえて市長からどのようなお考えなのか答弁をいただければと思います。 45 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 46 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。教育委員会部局の施設をはじめ、多くの石岡市の所有施設の老朽化が非常に進んでいる状況でございます。そういった中で、まずは安全安心に使えるようにというところ、そしてその優先順位をしっかりと見極めながら、着実に老朽化の対策をしていくということを指示しているところでございます。  いずれにしましても、この教育施設、八郷総合運動公園をはじめ、様々な施設に今老朽化、あるいは修繕が必要なところがたくさんございます。こういったものをしっかりとスケジュールを立てながら、早急に市民の皆さんが安全安心に使えるような取組をしてまいりたいと思ってございます。 47 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 48 ◯委員(櫻井 茂君) 老朽化している施設がもうたくさんあります。結果論的になってしまいますけども、壊れて使えませんと言ってからでは当然しばらく使えない間が続きます。だから、それを事前に防ぐための個別施設計画であるということを認知していただいて、目的のための手段をどうしたらいいかはしっかり考えていただきたいと思います。  先ほどちょっと1点申し上げるの忘れてしまいました。報償費の関係で気になったことが1点ございます。これは意見として申し上げさせていただきますけども、図書館文化アドバイザーの令和3年度報償費について先ほど指摘させていただきましたけども、先ほど伺った成果の中に複合文化施設に関するアドバイスが全くないんですよね。これはもう本当に不思議でなりません。  私は一般質問の中でも指摘させていただきましたけども、2億円の維持管理経費が4億円に倍増する理由の1つとして図書館の開館時間を夜7時から9時に延長するというその2時間のために、億に近いお金を支出するんだというのが複合文化施設の売りだったわけでありますけども、そのアドバイスについてはアドバイザーさんからは全く受けていなかったように受け止めました。ということは、本当に図書館サイド、教育委員会サイドでそれを真面目に検討したのかということが甚だ疑問であります。これだけは最後に申し上げさせていただきまして、私の質疑を終わりにいたします。ありがとうございました。 49 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時53分休憩
                ──────────────────────                   午前11時04分再開 50 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。小松委員。 51 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正でございます。  まず、1つ目の問題は、複合施設検討プロジェクトチームの議事録を出してもらいたいという場面が同僚議員からございまして、それを、この目の前にありますけども、名前と、それから日程はあるんだけど、よく分からないというやり取りがありました。このほかにこのプロジェクトチームの議事録はあるのかないのか。私がこの間聞いたのでは、あるんだけども、もっと事態が進展してしかるべきときに出すというふうにも受け取ったんだけど、この点はいかがですか。あるのになぜ出さないのか。それでもこれしかないのか。そのことをまずお伺いします。 52 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員に申し上げます。決算議案の審査であります。令和3年度予算執行の結果の確認、検証、それを中心にして質疑をお願いしたいと思います。  小松委員。 53 ◯委員(小松豊正君) 私の見解はそういうことに触れているというふうに思って質問しておりますけれども、そういう委員長のあれがあるので、それで、私は出されたメモでよく分からない面があるんですけども、しかしその中ではっきりしていることは、このリーダーと副リーダーとの関係を見ますと、令和2年度、3年度、4年度とありますけども、リーダーは変わっていますよね。しかし、副リーダーは一貫しているんです。令和2年度の場合は行革推進課長、令和3年、4年は経営戦略課長ですね。何が言いたいかといいますと、基本的な複合文化施設のそこを走っている1つの大きな問題として経営戦略、いわゆる平成29年3月に出された石岡市公共施設等総合管理計画があるわけで、その責任者が今言った経営戦略課長であるわけです。  そこには、延べ床面積では今後40年間で20%削減を目指すということがありまして、この点がこの複合文化施設計画の中に一貫して貫かれている1つの大きな数字なんです。その点から、私はそういう目線で複合文化施設のことを一貫して考えられているから、いわゆる上から目線なんですよ。計画が。どれくらい減らすかという角度が一貫して入ると。  ですから、言いたいことは、児童館にいたしましても、市民ホールにいたしましても、図書館にいたしましても、そこで使っている方の意見はどうなのか。どういう要望があるのか。それよりも、そういうふうに減らしていくかということになって、それが1つの複合文化施設計画の大本にあると。それが大きな問題だということが、決算的にもそういうことになるということを言いたいわけです。 54 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員に申し上げます。決算議案の審査であります。質疑は令和3年度決算に則して行いますようお願いいたします。 55 ◯委員(小松豊正君) 2番目の問題は、決算にも現れておりますけども、財政調整基金の問題、令和3年度、前年比19.9%増、5億6,215万3,000円増、それで到達点が33億8,859万2,000円と、こういうふうになっているんですけども、これは5年間で見ますとずっとゼロ、ゼロ、ゼロと来るんだけど、令和3年度の決算ではぐっと上がるんです。しかし、石岡に対しては国からの地方創生臨時交付金もある。県もあると。そういう点で、この問題について財政調整基金の活用をしないと、決算的にそうなっていないんだけど、ここをもっとやるべきだったというふうに考えるんですけど、いかがお考えでしょうか。 56 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 57 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) お答え申し上げます。令和3年度の財政調整基金への積立額につきましては、利子分と合わせ、先ほど委員さんがおっしゃいました5億6,000万程度でございます。この要因といたしましては、さきの所管の委員会でも財政課長からご答弁を差し上げたかと思うんですが、歳出におきまして不用額の減額のほか、歳入において当初予算を上回る市税の増加や普通交付税が10億2,593万1,000円の増加、また新型コロナウイルス感染症対策といたしまして国から地方創生臨時交付金をはじめ手厚い財源措置があったことなどが主な要因でございます。  ただし、この普通交付税のうち5億2,500万ほどにつきましては国の2021年度補正予算に伴い追加交付されております。国の補正予算につきましては16か月予算として2022年度予算と一体で編成するとされておりまして、明言されているわけではございませんが、財政当局といたしましては普通交付税についても令和4年度分が先行で交付されたものと分析してございます。  実際に令和4年度の当初予算編成時の算定では、普通交付税及び臨時財政対策債の合計額が令和3年度当初予算から5億8,700万ほど減少すると見込みました。その影響もございまして令和4年度当初予算におきます財政調整基金繰入金は11億8,916万8000円と、対前年度比5億180万2,000円、73%増となり、合併後最大の繰り入れる予算となってございます。そのため、令和4年度当初予算における財政調整基金の繰入金の増額に対応することを前提に基金へ積み立てたものでございます。  このような積立てにつきましては、令和3年度限りの特異な事例として考えております。今後とも財政調整基金の取扱いにつきましては、国の動向などにも注意を払って適切な財政運営を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 58 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 59 ◯委員(小松豊正君) いろいろ専門的なことがありますけど、これだけあるわけですから、それで市民の要望もいろいろあるわけですので、これをもっと適切に活用してもらうようにするべきであるというふうに考えるものです。  次に行きますと、複合文化施設建設予算は組んであったんですけども、しかし決算的には2,221万3,837円の決算となりました。それで、この問題をどう評価するかという問題ですけども、令和3年度の決算、令和4年度におきまして、市長は今まで出した複合文化施設基本計画は取り下げるということを言明せざるを得なくなりました。  そうすると、令和3年度と令和4年度はつながるわけであって、令和3年度の2,221万3,837円というのはそういう意味から言うと非常に問題があり、これだけのお金が有効に活用されなかったというふうにも考えるんですけども、この辺はいかがお考えですか。市長、答弁願います。 60 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・浅田君。 61 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。小松委員おっしゃる令和3年度に使いました旧鹿島鉄道跡地の測量の部分のお金でございますが、今回特別委員会に出しました事業計画案は一度取り下げさせてもらいました。しかしながら、複合文化施設事業そのものはこれからも検討していくものでございますので、鹿島鉄道跡地ですとかイベント広場候補地はまだ絞られておりません。そういった中で、この使いました成果を基に今後も検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 62 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 63 ◯委員(小松豊正君) しかし、その計画が一旦白紙に戻ってやり直すということだから、令和3年度予算というのは非常に問題があったということは言わざるを得ないと思います。  次に、国保会計の問題ですけども、先ほど私も質問で申し上げましたけども、歳入歳出の関係で2億4,823万5,355円黒字になり、しかもその歳出の中に3億9,229万3,768円の基金積立金があるということですので、国保会計の全体像を見た場合に、国が令和4年から未就学児のお金を2分の1減額する均等割をやっているわけだから、令和3年度においても市としても未就学児の均等割とか、あるいは笠間市などでは18歳未満の均等割の減額をやっているので、石岡としても国保に対する市民の皆さんの負担を軽減する措置をやるべきだったというふうに考えているわけです。決算的に見て。この点についてはいかがですか。 64 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 65 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 令和3年度の歳入歳出差引き残金の黒字部分で2億4,823万5,355円となっておりますけれども、歳入の県支出金が増額決算となったことや歳出の事業費納付金の減額、さらには平成30年度の制度改正に伴う緩和措置等によりまとまった金額が残金になったと考えておるところでございます。  なお、事業費給付金の減額は限定的なこと、また税制改正に伴う緩和措置においては段階的に縮小されるため、この先の収支は均衡していく見込みであると考えているところでございます。  基金積立金は3億9,000万ほどございますけれども、令和2年度の繰越金等を積み立てたものでございまして、令和3年度の歳入歳出差引き残金も令和4年度で積み立てる予定のものとなってございます。  委員ご提案ございました子どもの均等割の軽減でございますけれども、令和4年度から国の支援措置といたしまして未就学児、ゼロ歳から6歳でございますけれども、こちらに係る均等割の軽減の2分の1を公費で負担するとともに、本市単独でございます未就学児を除く20歳未満の均等割につきまして当市においても4分の1の減免を開始したところでございます。  また、医療費の負担軽減といたしまして、いわゆるマル福、こちらの制度につきましては令和元年度に外来の対象を18歳まで拡大し、受診しやすい環境を整えていること。また、従来より被保険者の負担軽減といたしまして低所得者に対する保険税の軽減措置、7割から2割軽減等や入院などにより医療費が高額となった場合の高額療養費の支給など、被保険者の負担軽減を行ってきたところでございます。  令和4年度からは賦課方式を4方式から2方式に変更いたしまして、税率を見直すことで負担軽減を行い、調定ベースとなりますけれども、前年比で約1億5,000万円の減額を実施しております。また、その影響を抑えるため、基金を活用いたしまして3,918万1,000円でございますけれども、繰入れをする予算として計上しておるところでございます。  今後におきましても、基金の活用につきましては国民健康保険税の収納不足等により、国保事業費納付金の納付が困難となった場合や保険税率見直しの際の負担軽減のための財源として活用していきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 66 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 67 ◯委員(小松豊正君) この件は結構です。  次の問題は、民間交通指導員報償の問題ですけれども、令和3年度の決算を見ましても変わりがなかったんですけれども、しかし最低賃金という角度から考えると令和3年10月1日から879円に上がり、そして今年の10月1日から最低賃金は911円に上がっております。しかし、令和3年度は全体額が変わらないというふうに見えるんですけれども、来年はそういうふうになるということで、令和3年度も上がってしかるべきだったけど、上がらなかった。令和4年度は明確に上がりますので、ぜひそういうことで今年の決算を踏まえましても来年度の民間交通指導員報償についてはきちんと上げるべきだということで、今年の問題とそのことについて答弁をお願いしたいと思います。 68 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 69 ◯生活環境部長(鶴井重則君) それでは、民間交通指導員の報償につきましてご答弁申し上げます。民間交通指導員の報償でございますけれども、現在月額で1万8,400円、年額といたしましては22万800円となってございます。  民間交通指導員の皆様におかれましては、児童生徒の通学時、登校時が主なものだと思うんですが、立哨活動、学校授業等への協力などを行っていただいておるところでございます。立哨活動につきましては、学校の開校日を中心におおむね年200日前後活動されておるところでございます。こうした状況を踏まえますと、私どもといたしましては一定の報償は確保されているものと考えておるところでございます。また、活動する際の制服の支給などにつきましては適切な対応を図っていきたいと思っております。  最低賃金の上昇についての反映というご質問の内容でございますけれども、引き続きその金額を注視するとともに、現状を踏まえた上で必要であれば改善も検討していきたい。その辺のことに関しましては注視していきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 70 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 71 ◯委員(小松豊正君) 今こういう方々の大変な努力があるわけですけれども、制服云々かんぬんというのは最低賃金とは直接は関係ないと思うんですよね。それで、現在当局としては実態的に石岡で働いている民間交通指導員の時間当たりの賃金は幾らだというふうに計算しているんですか。  今年から911円、私は下回っているというふうに、担当者はそういうふうに言った議事録をちょっと見ているんですけど、下回っていればこれは法律違反ですから、確実にこれは上げなきゃならないんですね。そういうことで、昨年の決算で言いますと最低賃金との関係でどのように認識されていますか。それをちょっと質問いたします。 72 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 73 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 最低賃金との関係でございます。先ほど月額で1万8,400円という形での報償という算定をしている中で、平均するとおおむね平日20日という算定になりますと、時間的には立哨活動においては1時間程度という形で見込みますと、時給としては920円辺りだというふうに算定をしているところでございます。  以上でございます。 74 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 75 ◯委員(小松豊正君) そういう算定だから法律違反ではないということなんだろうけれども、全体的にずっと上がってこなかったし、こういうふうに毎年のように最低賃金を上げられているからそういうことも検討してもらって、積極的に来年度の予算に反映させるようお願いをして私の質問を終わります。 76 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。高野委員。 77 ◯委員(高野 要君) 高野です。  3点ほどお伺いしたいと思います。総括審査なので、総括的なものについて伺います。  まず、報酬と報償についてを伺います。各所管の委員会でも報酬なり報償なりの答弁がありましたが、私はいまだに無知で報酬と報償の違いが分からないところもあるわけであります。伺いますが、市には各部署、各課でいろいろな委員会があると思います。まず、その委員会に支払った報酬の額は総額で幾らになるのか。また、支払った委員会の件数は何件あるのか伺いたいと思います。一般会計のみで結構でございます。お願いいたします。 78 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 79 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) お答え申し上げます。委員報酬とのお尋ねでございますので、地方自治法に基づく附属機関の委員会等になると思います。令和3年度は総額で465万3,000円となっております。委員会の数は22でございます。  以上でございます。 80 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 81 ◯委員(高野 要君) 次に、同じように市で組織している委員会で報償を支払った額と委員会の件数を伺います。 82 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 83 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) 報償とのお尋ねでございますので、先ほどの附属機関以外の委員会等と存じますが、一般会計の決算額で申し上げますと総額126万9,300円となっております。委員会の数は10でございます。  以上でございます。 84 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 85 ◯委員(高野 要君) 分かりました。では、次にこの報酬と報償、条例と要綱になっているかと思いますけど、それぞれの単価で一番大きい額と小さい額を伺います。 86 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 87 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) お答え申し上げます。報酬で一番単価が大きい額は日額1万5,000円でございまして、一番小さい額は日額5,000円となってございます。報償費につきましては報酬と同額でございまして、一番単価が多い額は日額1万5,000円、一番小さい額は日額5,000円となっている状況でございます。  以上でございます。 88 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 89 ◯委員(高野 要君) 分かりました。今伺った中でその額の根拠というのは何になるのか。大分大きいものと小さいもので差があるような気がするんですが、この算出する根拠を伺います。 90 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 91 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) 初めに報酬の単価でございますが、こちらは地方自治法の規定によりまして必ず条例で定める必要がございまして、本市におきましては石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例により定めているところでございます。附属機関の設置条例に定める委員の選出区分等によって異なるわけでございますが、学識経験者等で日額1万5,000円等の事例はあるものの、ほとんど先ほど申し上げましたけど、委員会委員1人当たり日額5,000円で条例で定めてございます。  次に、報償費の基準でございます。これにつきましては一律的なものではなく、担当部局から協議等があった場合に報酬の一覧を示しつつ、他との均衡を考慮しまして協議等を行いまして、予算の査定の際におきましてもこれまでの実績や他の類似の事例を参考にして行っているところでございまして、報酬の単価同様、学識経験者等で日額1万5,000円等の事例はあるものの、ほとんどの委員会におきましては委員1人当たり日額5,000円となっている状況でございます。  以上でございます。 92 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 93 ◯委員(高野 要君) 分かりました。では、この点については最後になりますが、報酬と報償は何が違うのか。先ほど申しましたが、よく分からないんですね。分かったような分からないような感じなんですが、また同じような委員会なのに片方は報酬、片方は報償という違いがあるのか。これは統一できないのか。条例と要綱ということとは別としてできないのかをご説明いただきます。 94 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・武石君。 95 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当(武石 誠君) ご答弁申し上げます。報酬でございますけれども、議員の皆様をはじめ非常勤特別職の職員として位置づけられた職にある方々に対しまして、財務部長からもございましたとおり、条例で金額を定めて役務の対価として反対給付するというものであると認識してございます。一方、報償につきましては、役務の提供等に対する反対給付、または謝礼、奨励的な要素を持つ支出だと考えてございます。  したがいまして、今回お尋ねいただいている委員会等で申し上げますと、報酬が支払われているものは地方自治法に基づいて設置している正式な附属機関、一方、報償で対応させていただいているのはいわゆる私的諮問機関といたしまして規則、要綱等で設置している。このような違いというふうに認識してございます。  以上でございます。 96 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 97 ◯委員(高野 要君) 今、答弁をいただきましたけど、分かったような分からないような、ずっと分からないでいたものですから、今聞いてもなかなか理解はできないんですが、いずれにせよきちっと説明ができる状態で支払いを行っていただきたいと私は思います。  責任を果たす上でも支出の根拠は必要になるわけですので、きちっとした根拠、これを我々が分かりやすく明確に答弁できるような形で今後は行っていただきたいと思います。根拠を示していただきたいということでございます。結構でございます。  次に、2点目、補助金になります。令和3年度に支払った補助金の件数と金額をお伺いいたします。件数については一人一人ということでなく、補助金の種類ごとに何種類かということで伺います。これも先ほど述べたように一般会計のみで結構でございます。お伺いをいたします。 98 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 99 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) お答え申し上げます。一般会計の数値となりますが、補助金の種類でございますが、120件、総額8億3,536万2,000円でございます。  以上です。 100 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 101 ◯委員(高野 要君) 分かりました。では、その補助金のうち財源はどうなっているのかを伺います。また、一般財源としてどのくらい支払っているのかをお伺いいたします。 102 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 103 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) 先ほどお答え申し上げました8億3,536万2,000円のうち、一般財源は5億4,556万5,000円でございます。その他につきましては特定財源等でございます。  以上です。 104 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 105 ◯委員(高野 要君) 次に、令和3年度の補助金の額と件数は令和2年度と比べてどう推移しているのか。件数、額、一般財源の金額は増えているのか減っているのかをお伺いいたします。 106 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 107 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) お答え申し上げます。令和2年度の一般会計における数値でございますが、128件、9億2,648万1,000円でございます。そのうち一般財源の額は6億6,133万6,000円でございます。そうしますと、令和2年度より令和3年度は8件減、総額では9,111万9,000円の減、一般財源は1億1,577万1,000円の減となっております。  以上でございます。
    108 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 109 ◯委員(高野 要君) 分かりました。補助金というのは今まで何回か質問等をさせていただいていますが、公平でなくてはならないものと考えています。全ての補助金が全て適正に処理されているのか念のために伺います。令和3年度中に全て公平公正、また適正に執行はできたのかお伺いをいたします。 110 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・佐谷戸君。 111 ◯財務部長(佐谷戸美紀君) 補助金につきましては申請や決定等の基本的な事項を定めております石岡市補助金等交付規則に基づき執行しているところでございます。また、この補助金等交付規則のほかに、本市におきましては補助金の適正化に関するガイドラインを策定し、このガイドラインに基づきまして令和3年度、例年なんですが、全ての補助金について副市長を長とする補助金等審査委員会での審査も行ってございます。  さらに、補助金等交付規則を補完し、統一的な手順や方法を規定しました市の補助金の執行手続に関するマニュアルを定めまして全庁に周知しまして、このマニュアルに基づき執行することにより適正な運用等に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 112 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 113 ◯委員(高野 要君) この質問の最後になりますが、補助金というものは市が有益だと考えるからこそ支出しているものと思います。しかしながら、財政推計を見ても、今後の石岡市複合文化施設など、財政面でも苦しいところがあると思います。市長は今後この補助金を維持していくつもりなのですか。以前の一般質問でも、支出を減らすための取組の1つとして、下世話な質問であったかもしれませんが、道路の街路樹を減らしてなどという提案もしたことがございます。  補助をすることはもちろん必要であることは分かります。しかしながら、その額が本当に適正か、必要なのか、どの程度整理を行っているのか。市長は今伺った全ての補助金の内容を理解しているとは思いますが、全てこの補助金が必要であったか。今回補助金の件で伺いましたが、それ以外でも何か支出を減らすような努力、財政事情に合わせてこの努力をなされたのかをお伺いいたします。 114 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 115 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。補助金につきましては財務部長が答弁したとおりではございますが、それ以外にも平成27年3月に策定いたしました第2次石岡市行財政改革大綱に基づきまして様々な見直しに取り組んでいるところでございます。大綱の計画期間は令和3年度まででございますが、引き続き見直しに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 116 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 117 ◯委員(高野 要君) 正直なところ今回の決算で基金を積み増してきたとかありますが、今後の石岡市の財政というのは本当に真剣に取り組まなければならない問題かと思っております。市長が話されている地域医療や複合文化施設はいずれも多額の費用がかかっているわけです。地域医療については8000万ほどのお金を充て成果がなかったわけです。これは明らかな無駄なのであります。  また、複合文化施設についても建設費が120億円、運営費で年間4億円かかると見込んでいるわけですので、一つ一つの事業をきちっと見直し、市民から預かっている税金の使い道について、真に必要なもの、不要なものの判断は非常に重要です。市の今後については市長に真摯に取り組んでいただきたいと思うところです。答弁は要りません。  最後3点目になります。負担金について伺います。  決算書162ページ、款衛生費、項保健衛生費、目保健衛生総務費、石岡地方斎場組合負担金、また、176ページ、款衛生費、項清掃費、目清掃総務費、清掃一般事務費の中で、湖北環境衛生組合、霞台厚生施設組合にそれぞれ負担金を支払っています。石岡市では各一部事務組合に負担金を支払っていますが、その支払った金額についてどのように支払っているのか伺います。  手続の話ではありません。その請求された金額について、確認作業などを行って支払っているのでしょうか。相手側からの請求だけで中身も見ないで支払っているのかお伺いをいたします。 118 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 119 ◯生活環境部長(鶴井重則君) それでは、ご答弁申し上げます。各一部事務組合への負担金につきましては、例年ですと10月から11月頃に一部事務組合事務局及び構成市町の担当者会議を開きまして、またその会議におきまして負担金の算出根拠等の説明を受け、確認作業を行ってきているところでございます。その後、各一部事務組合におきまして予算化の手続を経て、翌年度に各構成市町に請求がなされ、支払いという形の流れとなっているところでございます。  以上でございます。 120 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 121 ◯委員(高野 要君) 中身はきちっと見ている答弁かと思います。では、その負担金の算出根拠についてを伺います。石岡市の負担金の支払いについて先ほど伺いましたが、市では適正、公正に補助金を支払っている。そのようなことと違うことであれば、負担金の支払いはないということはできるのか。ここが一番重要かと思います。つまり、令和3年度に支払った各組合の負担金の内容は全て適正であるかお伺いをいたします。 122 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 123 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 適正であるかどうかにつきましてご答弁申し上げます。負担金の算出根拠等に疑義がある場合には、先ほど申しました担当者会議の中で確認をし、問題がないものと確認できるまで点検を行っているところでございます。さらに、各一部事務組合における予算案の承認手続の中でも点検がなされているものと考えてございます。これらの手続を得てございますので、適正であるものと考えているところでございます。  以上でございます。 124 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 125 ◯委員(高野 要君) 今、適正であるというような答弁をいただきました。安心いたしました。適正でないとは決して言えないでしょうけれども、分かりました。  市として適正であることであれば、負担金の支出に関しては石岡市としてはおかしいところはないということで再度伺いますが、負担金の中身については石岡市としても一部事務組合の支払い内容についておかしいところはない。石岡市の事務の執行と相違なかったということでよろしいのか再度お伺いをいたします。 126 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鶴井君。 127 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。一部事務組合におきましては、地方自治法において特別地方公共団体と位置づけられているものでございます。そのため、一部事務組合の事務の執行においては、市の事務執行と同等のものとなっていると考えておるところでございます。  以上でございます。 128 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 129 ◯委員(高野 要君) 分かりました。執行部が組合と負担金について交渉する際は本当に市の方針、やり方に適合しているか。場合によっては石岡市の財務部なりと調整しながら、各組合へはきちっと意見を通して、行政として公平公正の観点からも協議に臨んでいただきたいと思います。  ここで管理者とはまた別物でありますが、管理者である市長の見解をお伺いしたいと思います。 130 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 131 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほど部長からの答弁にもありましたとおり、一部事務組合の負担金につきましては事前に構成市町の確認作業を経まして、また各一部事務組合の議会等で適正性の審査がなされた上で請求がなされてございます。委員ご指摘のとおり、市の方針、やり方と適合しているかを点検し、必要に応じて意見を出し、行政として公平公正が保たれるよう構成市町と連携し、対応してまいりたいと考えてございます。 132 ◯委員長(谷田川 泰君) 高野委員。 133 ◯委員(高野 要君) やはりこの地域の住民、こういった一部事務組合でお話をしてはどうかと思いますけども、迷惑施設と言われるような施設でありますので、公平公正を保って地域住民と1つの調和が取れるような、皆さんといざこざとかそういったことがなく、皆さんが一体となってその施設を守っていこうというような形になるように管理者にお願いして、私の質問を終わります。 134 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。午後1時から会議を開きます。                   午前11時50分休憩             ──────────────────────                   午後 1時00分再開 135 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。石橋委員。 136 ◯委員(石橋保卓君) 石橋です。  3日間の所管の質疑を終えまして、今日は総括ということで市長も出席をされております。冒頭で大変失礼でありますけども、令和2年4月に当選をされて、令和3年度の歳入歳出予決算については市長が自ら編成をして自ら執行していった初めての予決算であるかなというふうに思いますので、冒頭今回の決算をご覧になられてどのようなお考えをお持ちになられたかお気持ちをお伺いいたします。 137 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 138 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私も就任しまして就任当初よりコロナウイルス感染症という未曽有の事態の中でありましたけれども、そういった中でもしっかりと目の前の課題、そして様々な事業に取り組んでこられたかなと思ってございます。しかしながら、まだまだやり残している課題もございますので、しっかりと予算を組んでそして執行していく、そういった行為を繰り返していきたいと思ってございます。 139 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 140 ◯委員(石橋保卓君) 冒頭から失礼いたしました。令和2年就任当初は前任者が編成をした予算でもっての執行であったわけでありますし、その後、今、市長のほうからもありましたように、偶然といいますか、コロナウイルス感染症拡大によって大分そちらへの対応で時間を取られ、体を取られたというところでじくじたる思いも現在おありなのかなという感じがします。  改めて今さらながら皆様方にこういうことを言うのは大変失礼だとは思うんですけども、役所、行政の予算決算というのはシステム的に単年度で処理をしていくということになるかと思うんですよね。どうしても予算主義に陥りがちな部分があるのかなという感じがしています。でも、片や民間の皆さん方は、もうこれは完全に決算重視でありますから結果が全てなんです。ですので、もう一度皆様方、来年度予算編成も間もなく始まるかなと思います。そういったところを踏まえて、令和3年の決算を踏まえ、それから今年の決算の執行状況を踏まえ、そういった中で計画的に新年度予算を編成して適正な執行に努めていただきたいというふうに思うわけです。  今回の決算から見えてきたものといいますと、まず1点目としまして、繰越し、それから不用額の部分が、例年ある程度出ているんですけども、今年はやはりコロナの影響もあったのかなとは思いながらも、例年よりは大分増えてきているというふうに感じました。計画性があまりにもずさんであったかなという言葉で片づけてしまいますと簡単なんですけども、行き当たりばったりの行政運営がちょっと多いのではないかなという感じがするんです。  副市長にお伺いしますけど、今回のこの繰越し、不用額が増えている、大きく出ているということに関してはどのようにお感じになっているのかお伺いをいたします。 141 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 142 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁申し上げます。先ほど市長からもありましたように、コロナが拡大して例年の年ではないというようなこともありますけれども、石岡市の予算、決算を見たときに、私の印象としてですけれども、繰越しが多いなという思いはあります。  これは単純に予算が多いとか、人が少ないとか、いろいろ要因があるのかと思いますけれども、そこら辺のところをもうちょっと適正にできるように予算を組めば、きっちり年度末に決算で不用を出さない、繰越しを少なくすると、日々そういった努力をする必要があろうかというふうに思っております。 143 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 144 ◯委員(石橋保卓君) 見方、考え方として私とそう遠くはない、違わないお考えなのかなと思いますけども、公共工事に限って言わせていただきますと発注の時期が遅いのではないかなと。昨日の質疑の中でも、前年度に前倒しで翌年度の実施設計をというご提案を私が前々から言っているんですけども、答弁の中で前年度に実施設計をしていると。新年度になったときに詳細設計をしてそれから発注という手順で今進めているというお話をお伺いしました。  とは言いながらも、詳細設計の部分についてはもうちょっと期間を縮めることもできるでしょうし、今、副市長がおっしゃられたように人数的な制約の中で進めているので、なかなか難しいのかなと。あとは昔と違ってやはりシステム的に複雑になっているところもありますし、コンプライアンスの遵守というふうなところも強く求められますので、なかなかうまく切替えがいかないところもあるのではないかなと思うんですけど、石岡市政の中では業者指名委員会の委員長も務められているということであります。ある程度その発注に関してはトップでいるわけですので、副市長のほうから公共工事の発注の在り方を今後改善していく余地があるのかどうかお伺いをいたします。 145 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 146 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁申し上げます。発注の関係で言いますと、委員ご指摘のとおり事前の設計、なるべく早く設計をすると同時に、今年度の課題としまして1つ思い当たることがありまして、これはやむを得ない事情もあるかと思いますが、昨年度まで指名競争をやっておりました。官製談合等いろいろ問題もございまして、そこは一般競争というような形になりましたけれども、業者の皆さんの中で例年どおり指名競争であろうと思われている業者さんたちもいらっしゃったようで幾つか不調が出ておりました。  これに関しては、発注者のほうから、想定される市内業者さんに事前にご連絡をするとか、そういった方法もあるのではないかと。見積りを取ったところはある程度分かっているとは思いますけれども、それ以外の市内の業者の方で請負予定ができるであろうという方々には、担当課のほうからきっちりご連絡して、こういった工事が予定されていますということを話すようにいたしました。  これによって少し減りましたけれども、慣れてないところ、あるいはもしかすると工事がたくさんありまして実際に受けられないと、そういった事情もあろうかと思いますけれども、行政として円滑に執行ができるようなことを日々考えて工夫して、我々は努力して適正に年度内にきっちり工事が終われるように、そういった努力をすべきかなというふうに考えてございます。 147 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 148 ◯委員(石橋保卓君) 談合防止という1つのキーワードによって、これまで公共工事の発注についてはかなり透明度も増したのかもしれませんけども、行政が行おうとする新しい入札の在り方に対して、まだまだ業者さんの対応が遅れているというところもあるのかもしれませんよね。  話は戻りますけども、発注時期をもうちょっと早めに、発注を順番にしていけば、年度末に検査の日程が詰まることも減っていくのではないかなと思うわけです。そういう意味では、年度末においては契約検査課だけでの完了検査、竣工検査が間に合わないという話も聞いていますので、そういったところも解消をされるところであるのかなと思いますので、石岡市で可能な限りのシステムの変更といいますか、そういう部分にまた今後も努力をしていただきたいなというふうに思います。ありがとうございます。  それから、委託料の関係で今回の決算をずっと見させていただきました。調査委託や計画の委託、業務委託、いろいろありますけども、調査委託や計画を業者さんにお願いする。そういったものが近年の傾向として大分増えてきているのかなと。その分先ほどの話に戻りますけども、組織体制として人数的に充足されていないというところも1つ大きな要因であるということは理解できるわけですけども、とは言いながらも、その部分、お願いをした委託内容、業務委託であったり、調査委託であったり、1つの計画の素案、たたき台をつくるという部分をお願いするわけです。  もちろん計画自体は職員の皆様方がきっちりとした材料の基に練り上げていくのがそれぞれの計画であるとは思うんですけども、そういった計画、委託した業務に対しての成果品の検証と活用はどのようにされているのか。午前中の質疑にもありました。1つの計画が出来上がっても議会に報告すらない。場合によっては貴重な税金を使った調査委託であったとしても、それが結局日の目を見ないでお蔵入りになってしまうこともあるような話を聞いております。これは3年度の決算ではないのでこれ以上深くは申しませんけども、お願いした成果品の検証、活用をどのようにお考えになっているのかお伺いをいたします。 149 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長公室長・門脇君。 150 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。市長公室において所管をしてございます総合計画の策定に当たりましては、令和2年度以降常任委員会などにおきまして取組内容、それから進捗状況などについてご報告をするとともに、市民意識調査やパブリックコメント、オープンハウス、オンライン対話などを通じまして市民の皆様へのお知らせや意見の聞き取りなどをしてまいりました。  それから、市の各種計画の策定に当たりましては、職員自ら計画策定に携わるほか、計画の趣旨や目的、状況の把握や関連する計画など、計画そのものの内容のほか、計画に関連する様々なことも理解していることが必要であると思ってございます。また、計画の目的達成のためには、計画の趣旨や目的などにつきまして職員がしっかりと理解し、PDCAを活用した進捗管理を適切に行い、計画に基づいた施策展開に取り組んでいくことが重要であると考えてございます。  以上です。 151 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 152 ◯委員(石橋保卓君) そういう理解の下で毎日の仕事に励んでおられるということは承知はしておるわけですけども、やはり自分たちの仕事の一部を基礎資料としていろいろ調査なり、下地の部分を業者さんに提案してもらう。そういうわけでいろいろコンサルタントのほうに発注しているわけですよね。発注する際に自分たちの意思というか、請け負っている業者さんに市の方針がきっちり伝わっているかどうか。それが一番肝心なのではないかなと思うんです。  成果品が出てきた段階で、これはちょっと違うよなという話では、その結果としてはお蔵入りになるものも当然出てくるでしょうし、せっかく貴重な財源として税金を使った仕事をされているわけですから、お願いをした仕事が日の目を見ないようなことになってしまったのでは元も子もなくなるわけです。そういったところをきっちり事前に、委託をする際たしか仕様書というのをつくるはずですよね。そういった中で、職員の皆様方の思い、石岡市政の思いが請け負った業者さんにきっちり伝わるように、それから成果品が上がってきたときには中身の検収、そういったところを精査して出来上がった計画についてはきっちりと活用をしていただきたいというふうに思います。これはお願いとして、以上です。  今回の決算委員会の中でちょっと突っ込んだ話をさせていただきましたけども、コロナ関係の給付金、国民全員に10万円を配った給付金から始まって、子育て世帯や、今回も低所得者世帯ということで給付金がこれまでも多々支給をされている。今後もされる可能性もあるかなと思います。その新しい給付金が予算化されるとともに同時にシステム構築料というのが計上されてきます。  私は素人ですので、何も分かりませんけど、単純な疑問として、1つのデータベースとして住民基本台帳のシステムがあったり、課税のシステムがあったり、そういう基本となるベースがあるわけですよね。そういったシステムの中にこういった突発的な給付金とか、そういうものを出たときに今あるシステムの中で汎用性というのはないんですかね。新しいものがぽんと出たときにそれに対して即対応できるような応用性、改めてシステム構築をしないと対応できないというふうなものなのかどうか。そこのところをちょっとご説明いただければというふうに思います。 153 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・武石君。 154 ◯総務部長(併任)消防本部理事コンプライアンス推進担当(武石 誠君) ご答弁申し上げます。今回の各給付金に係るシステム構築に関してでございますけれども、今回住民記録、個人住民税、児童手当等の基本情報につきましては住民情報システムとして包括的に管理しているわけでございますけれども、今回3年度における給付事業につきましては給付対象者の条件等が異なっておりまして、担当課におきましては運用面での利便性、確実性を考慮いたしまして、給付金ごとにシステムを構築し、データを管理したものというふうに考えてございます。  以上でございます。 155 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 156 ◯委員(石橋保卓君) 分かったような分からないような答弁で難しくてあれなんですけども、単純に考えて現在あるシステムの中で一定の条件を入力する、操作をするだけで対象者が絞り込まれて、給付の方法についてはそう変わらないわけですから、対応がそう難しいものではないのかなという感じがするわけです。  いずれにしろ、1つの給付金を給付するに当たっては、現在のデータベースでは直接汎用性というか、対応はし切れないので、その部分だけのシステムを構築する必要があると言われちゃうと、私どもは素人ですから、どうしてもそれ以上突っ込むことができなくなるわけですけど、とは言いながらも、何か方法があるような感じがするので、そのシステム構築に使うお金を使わなければ別のほうに活用できることだって十分あるわけですよね。そういうことも踏まえまして今後よくご検討いただければというふうに思います。この件に関しては以上です。  次に、複合文化施設の中で調査委託料、これもちょっと深掘りをさせていただきました。その中で令和3年度決算で理解できたのは、もともと鹿島鉄道跡地での調査が重点で行われてきたということであったのかなと思うわけです。話が飛びますけども、今年の9月の定例会で提案された補正予算については、鹿島鉄道ではなく現在の石岡市営駅東駐車場のところの調査がメインであったということなんです。  何が言いたいのかというと、どういうふうな計画でこれまで複合文化施設を進められてきたのかなと。令和3年の決算上だけで見ると、もう鹿島鉄道跡地、駅東1か所だけで整備しようというふうな姿勢としか私には取れないわけですよ。それで、昨日私としては令和3年度中といいますか、我々に計画が示される前、プロジェクトチームの中で検討された経過をきっちりと検証する意味で議事録の提出を求めたわけですけども、詳細な一言一句を記録した議事録はないと。業務報告はあるとは言いながらも、まだその事業が途中なので、それを提出することはできないと。検証する立場としては、そこのところの執行部の答弁は受け入れられない部分があるわけです。  市長が駅東へどうしても整備したいんだというのがこれまでの姿勢であったわけですけども、市長の考えがそこに至るまでの間に庁内での議論、職員の皆様方の意向が的確に分かるのがプロジェクトチームでの議事録、議事録がなければ業務報告書、そういうものではないかなという思いで昨日請求をお願いしたわけなんですけども、執行部職員の皆様方では判断はできないんでしょうけど、市長にお伺いしますけども、こういう議論を進めていく中でその議事録というか業務報告書、私は必要だと思うんですけども、提出することはできませんか。お伺いします。 157 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 158 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。プロジェクトチームで議論していたということは私もよく存じております。しかしながら、その内容につきましては業務報告というところで取りまとめていると認識しております。ですので、その議事録というものは業務報告しかないのかなと思ってございますが、それが出せないものではないとは思っておりますけれども、それにつきましては内部で検討して、お出しできるものであればお出しできないことはないのかなと思ってございます。 159 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 160 ◯委員(石橋保卓君) では、お願いですので、出せるものであれば出していただきたい。改めてお願いを申し上げます。今出せとは申しませんけども、時間がありませんので。  やはり計画に至るまでの経緯というのは一番大事だと思うんです。決算の内容を見ていくと、もう鹿島鉄道跡地だけの調査で済んでいます。今年に入ってから駅東駐車場が突然入ってきました。もっと遡れば、本来であればイベント広場でつくろうという計画で進めたやつが急に駅東になったわけです。比較検討をするのであればイベント広場の調査ももっとすべきだったんです。  そういった資料をきっちり並べた上で両候補地を比較して事業の振興を図るというのが本来の手順ではないかなというふうに思っているわけですけども、この点に関してはよく内部でもう一度検討した上で、いずれにしろ一度白紙に戻った計画でありますから、新年度に向けてきっちりとした手順を踏んだもので進んでいっていただければ。ただ、一言言わせていただきますと、また今度新たにプロジェクトチームをつくるというようなお話も伺っていますけど、これまでやっていたプロジェクトチームは何だったのかということになっちゃうわけですよね。そういうことは余計なことですけど、一言付け加えさせていただきます。  では、最後です。昨日も最後に言わせていただきましたけども、公共事業を進めるに当たって、公共工事とか事業じゃないですよね。皆さんどこの部署にも関わってくるものであります。支払いに対する責任をもうちょっと自覚してほしいというふうに思うわけです。とぼけていらっしゃるのか、部長級、執行部の皆様方はまだまだ理解されていないのかは分かりませんけども、まだ日付の入ってない請求書を受け取っている。場合によっては請求をしている。日付が入った請求書は突っ返して日付なしの請求書に差し替えてもらう、そういうことが行われているというふうに聞いています。  そういう実態があるかどうかはもう一度皆さん方で調査をしていただいて、やはり予算がないものに仕事を発注しているわけじゃないんですから、予算の裏づけがあって仕事を発注しているわけですから、その仕事が履行されたときにはきっちりと支払いを、法令に定められた期限の中で支払いをされていくことが大変重要ではないかなと。大多数の事業者の方が市内にお住まいになっている皆さんでありますし、納税者であります。そういったところを踏まえて、副市長……。 161 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員、時間が超過しておりますので、よろしくお願いします。 162 ◯委員(石橋保卓君) すみません。副市長、そこだけどのようなお考えでいるのかお伺いをいたします。 163 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 164 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘のとおり、先ほど来公共工事等の適正化について石岡市としては日々努力をしてきたわけでございます。支払い1つにつきましても適正なもので処理ができますように、もしそういうことがあるとすれば早急に正して、そういうことのないようにしていきたいというふうに考えてございます。ありがとうございます。 165 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。岡野委員。 166 ◯委員(岡野孝男君) 2項目にわたりまして総括審査を行いたいと思います。
     まず、最初は232ページのいじめ問題対策関係の質問でございます。これは令和2年度からいじめ問題対策連絡協議会が開かれまして、多分重大事態が発生してそれでこの連絡協議会がつくられたと。令和元年までにはないわけですから。この関係はこの前質問しましたところ、10名で構成されておりまして、警察とかPTAとか民生委員とかその他関係者の方で構成されていると。令和2年度は2回開かれたということですが、令和3年度になると1回しか開かれなかったと。これについてお尋ねをいたします。 167 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 168 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。いじめ問題対策連絡協議会でございますが、こちらにつきましては石岡市において重大事態が発生したので開催したものではなく、令和2年4月に石岡市いじめ防止対策推進条例を施行いたしましてそれに基づきまして設置したものでございます。それで、令和2年には委員さんの委嘱を含めまして年2回開催してございます。  令和3年につきましては、まず初年度は7月16日に開催をしてございます。下期に開催予定でございましたが、新型コロナウイルス感染症感染者の急激な増加に伴いましてやむを得ず開催を中止した経過がございます。  以上でございます。 169 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 170 ◯委員(岡野孝男君) 重大事態が発生したわけではなく、条例化したから行ったということですが、対策委員会があって報酬を4万5,000円ほど払っているわけですよね。いじめ問題対策委員会と連絡協議会があったわけですよね。これは4万5000円分については令和2年度は行ったんですけど、その後は開かれなかったということですよね。  いじめ問題対策連絡協議会は、先ほども話したように10名ですよね。例えば10名程度の会議をコロナ関係で開かれなかったということは、そういうことがあったらば行政の関係で会議はみんな開かれないわけですよ。10名を開くことができないほどのことならばもうほとんど開かれないわけですよ。  要するに私が言いたいのは、いじめについてはこの前の答弁によりますと、令和2年は小学校が141件、中学校が96件、3年度になると中学校は136件というふうに増えているわけですよ。でも、1回しか開かれなかったということは、条例化があったのか。ちょっと分かりませんけど、重大事態が何かあって、対策委員会というのは開かれているわけですから、令和3年度になるといじめ問題が増えているにもかかわらず1回だったいうようなことですよね。いじめ問題に対しての意識に疑いを持っているんですよ。  つまり、警察とか、それとかPTAとか民生委員とか、外部の人がどういうふうにいじめを感じているのか。どういうふうな情報が入っているのか。それは極めて大事なことだと思っているんですよね。それをコロナということで10名の会議が開かれないということは、2回開くべきところ1回しか開かれなかったということはいじめに対する意識がちょっと疑問なんですよね。  条例化して、そして令和2年度に開いたのに今度は1回に落としたと。外部の情報というのは非常に大事であって、学校内だけのいじめじゃなくてほかにも、例えば学校以外のところでもいじめというのは陰湿で起きているかもしれないと。そういう情報を得なければいじめ対策はできないんじゃないかと思うんですよ。私はそういう考えを持っているんですけども、それについてお尋ねいたします。 171 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 172 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。委員ご指摘のとおり、いじめ問題に関する取組につきましては非常に重要なものと考えてございます。学校では、いじめはどの学校、どの学級、どの子どもにも起こり得る問題として捉えておりまして、児童生徒が自らいじめと感じた行為等については児童生徒の立場に立って多角的できめ細やかな対応を心がけるなど、早期発見、早期対応につなげる取組をしてございます。  いじめの発生防止、それから早期発見、早期対応のためにも、委員おっしゃるとおり各関係機関がそれぞれの立場からの意見を交換し合い、連携する機会というのは非常に大切であると認識してございます。今後につきましても、行政や学校、保護者、地域、そして関係機関が一体となって、石岡市の子どもたちが安心して健やかにたくましく育ちますよう、いじめ問題対策連絡協議会などの話合いを大切にし、そこで出た意見等を各学校に還元し、いじめゼロを目指していきたいと考えてございます。 173 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 174 ◯委員(岡野孝男君) この件について、教育長にもちょっと見解をお伺いいたしたいと思います。特に今の学校が必要だというのには、例えば1学年1学級だと、小学校を例に取ればあまり同じクラスにいると性格上気まずいと。あるいは保護者だっていろいろな関係の人がいて気まずいようなときでも我慢して6年間は過ごさなきゃならないと。  例えばそれが複数のクラスになれば子どもたちの入替えもできるというようなことで、多分適正規模というのはあるんだと思うんですよ。合併統合について非常に遅れていると。それはこういう観点からも進めるべきではないかと私は思っているんですよ。それも含めて教育長に見解を求めます。 175 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育長・児島君。 176 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。いじめを生まないようにするためには、子どもたち、学級、また学年、そういったところの日頃からの人間関係づくり、ここに取り組むことが非常に大切だというふうに考えています。今ご指摘がございました同じクラスで6年間ずっと暮らしていく。その中で人間関係が固定されていく場合もあります。崩れたときにどういうふうに対応していくのか。子どもの居場所、そういったものを確保していくことが非常に重要なことになってきます。また、いじめ問題についても解決をしていくこと、それも非常に重要です。  現在学校においては、道徳教育とかコミュニケーション不足を補うために、自分たちの課題を自分たちで解決するような自治力の育成とか、そういったことを全ての教育活動を通して行っているところでございます。しかし、現在のいじめにつきましては学校でなく、委員からもご指摘がございました学校外、地域、またインターネット上においても発生している現状がございます。そういったことを改善していくためには学校だけでは限界がありまして、委員がご指摘されているように保護者、地域、関係機関との連携も必要になってきますし、統合も進めていく。そういったことをやりながら子どもたちが安心して過ごせるような環境をつくっていくことが必要かなというふうに思っています。  こういったことも踏まえながら、先ほど申し上げましたいじめ問題対策連絡協議会も重視しながら、地域の方、関係機関の方に参加していただける会議をより充実させて、多くの情報を得て、それを学校のほうに還元していくことが非常に重要だと思っています。また、学校におきましても、教育委員会としまして学校への取組の支援、教育研修、相談体制づくりなどの充実を一層図っていくことをしながら、子どもたちが安心して過ごせる環境をつくっていくこと、これが非常に重要だというふうに考えてございます。  以上でございます。 177 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 178 ◯委員(岡野孝男君) いじめ問題対策連絡協議会は、予算を計上した回数は今後もきちっと開いていただきたいと思います。  次に、240ページの中学校費の中のバス運転業務委託料についてお尋ねをいたします。この委託につきましての業者選定から契約までの方法について伺います。 179 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 180 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。大変申し訳ございません。手元に資料がございません。確認をしてお答え申し上げます。 181 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 182 ◯委員(岡野孝男君) 次に、バス運行状況について伺います。 183 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 184 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。中学校のバスにつきましては、八郷中学校につきましては40名定員の中型バスを4ルートで運行してございます。石岡中学校のコース分につきましては、28名定員のマイクロバスを4ルートで運行しているところでございます。 185 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 186 ◯委員(岡野孝男君) 私が言っているのは、運行状況と言ってもどういうふうにしてバスの経費を集めるのか。そして、請負業者はどういうような運行しているのか。それも含めて聞きたいということでございます。 187 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 188 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。まず、運行業者につきましては、八郷中学校はムツミ観光自動車に委託してございます。石岡中学校につきましては、4台のうち1台がムツミ観光自動車、3台が関鉄グリーンバスに委託してございます。  バス利用者の負担金につきましては、事業者の事務所に保護者が定期券を購入しに行きまして、そちらで定期代のお支払いをいただいているところでございます。 189 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 190 ◯委員(岡野孝男君) バス運転業務委託料の内訳についてお尋ねいたします。 191 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 192 ◯教育部長(吉澤房江君) スクールバスの運転業務委託料につきましては、八郷中学校、石岡中学校の分を合わせまして7億6,557万8,506円でございます。そのほかに校外学習分の借り上げと使用といたしまして455万1,030円の契約額となっております。それで、スクールバスの分につきましては、先ほど申し上げました定期代金が業者の事務所でお支払いされていますので、その分371万9,400円を先ほどの契約額から除きまして残りの残額を支払ってございます。それが決算書に載っている金額となってございます。 193 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 194 ◯委員(岡野孝男君) バス運転業務委託料の積算根拠について伺います。 195 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 196 ◯教育部長(吉澤房江君) 大変失礼いたしました。お答えいたします。詳細金額については手元にございませんが、その委託料にはバスの運転士等の人件費、燃料代、車両修繕費、車検点検費用、付加税、保険料、その他業務に必要な経費、それと消費税となってございます。また、中学校の部分につきましては、業者の所有しているバスを使用してございますので、そちらの減価償却という部分も含まれてございます。 197 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 198 ◯委員(岡野孝男君) そういう業者の所有しているものについて購入代を市では出しているんですか。 199 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 200 ◯教育部長(吉澤房江君) 購入費ということではございませんで、減価償却を約5年分ということで見てございます。 201 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 202 ◯委員(岡野孝男君) 幾らですか。 203 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 204 ◯教育部長(吉澤房江君) 手元に数字がございませんので、確認してからお答えいたします。 205 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 206 ◯委員(岡野孝男君) 次、行きます。なぜ少人数の乗車のほうが多人数乗車より市の支出が多いのかお伺いします。 207 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 208 ◯教育部長(吉澤房江君) そちらにつきましては、先ほど申し上げましたとおりバス運転業務委託料から事務所に支払いました定期の代金を差し引いた額をお支払いしているためで、乗車人数が少なくなるということは定期代金が少なくなりますので、契約額の委託料から定期代を差し引いた残りというのは引くものが少なくなれば当然差引きの支払い額が多くなるということになります。 209 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 210 ◯委員(岡野孝男君) 業者のほうに入る金額は幾らですか。 211 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 212 ◯教育部長(吉澤房江君) 業者の手元にスクールバスの代金として入りますのは、市からの委託料、それから保護者から支払われた定期代、それを合わせて契約額ということになります。 213 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 214 ◯委員(岡野孝男君) 金額は幾らですか。 215 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 216 ◯教育部長(吉澤房江君) 先ほど申し上げましたスクールバスに限ってでございますが、契約額の7億6,557万8,506円ということになります。 217 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 218 ◯委員(岡野孝男君) 八郷中学校と石中が違うということと、減価償却はどのぐらい出しているのかということですよ。積算根拠だから金額で示してください。 219 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 220 ◯教育部長(吉澤房江君) 大変申し訳ございません。そちらの金額につきましても手元にございませんので、確認をしてからお答えいたします。 221 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 222 ◯委員(岡野孝男君) これは決算なので、金額で出してもらわないと分からないんですよ。話は変わりますけど、少子化により生徒数が減少して乗車人数も少なくなるわけですよ。八郷中は今年度末までで5年間の契約が終了し、また石中は来年度末までで契約が終了するわけですよ。改めて業者を選定し、契約を結ぶことになるわけです。  八郷中は20から25名ほど乗車していますが、石岡中学校は最少人数が1台6名、最大でも20名ということです。このまま同じような内容で契約すると、今後5年間で乗車人数が1人または2人、もしかするとゼロ人になるかもしれないわけですよ。それでも走らせるのかということですよね。今回の契約はどのような内容で契約するつもりなのかお伺いいたします。 223 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 224 ◯教育部長(吉澤房江君) 今回の契約につきましては、乗車率との状況を踏まえまして策定する予定となってございます。 225 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 226 ◯委員(岡野孝男君) もう少し細かく答弁をしてほしいんですよ。それでは分からないですよ。同じような契約の内容ではちょっとまずいんじゃないかと思うんですよ。今最少6名ですよ。石岡中学校は。だけど、来年はどうなるか分からないですよ。それでも回すことになるでしょう。それは契約だから。だけど、その後の5年になるともっとこれは人口減少、少子化が進むということになると、今のような形でバスを走らせてもいいんですかということですよ。少ない人数の中でバスを走らせてもいいのかということですよ。契約内容が違ってくるでしょうよ。だから、そういうことを考えて契約するしかないんじゃないかと思うんですよね。その辺はどういうふうに考えているのかと私は聞いているんです。 227 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 228 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします、これまでも一般質問の中でバスの乗車率等の問題などについてもいろいろご指摘を受けてきたところでございます。ただ、なかなか改善に結びついていなかったというところは現状でございます。こちらとしても課題につきましては認識しておりまして、今年度から保護者や学校関係者で構成されるバスの運営についての検討委員会を開催しまして、児童生徒数の減少による乗車率の低下でありますとか、これからも進んでいきます小学校の統合に伴って保護者に発生するバスの負担金であるとか、そういったものの課題を踏まえまして、効率的なバスのルート、下校時の便数などにつきまして、またバス利用等に関するガイドラインの作成などについてご意見を伺いながら検討して改善に取り組んでいく予定となってございます。 229 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 230 ◯委員(岡野孝男君) ちょっと先ほどの保留のことで疑問なところがありまして質問をしたいんですけど、まだ答弁の用意ができていない……。 231 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩をしたいと思いますので、引き続きは暫時休憩の後にお願いしたいと思います。  暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時00分休憩             ──────────────────────                   午後 2時16分再開 232 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  岡野委員。 233 ◯委員(岡野孝男君) 資料が整わないようですので、後ほど私のほうに資料を提出していただきたいと思います。  これから小学校の統合も予定されていると思いますけど、これもまたスクールバスを運行するということになります。そのスクールバスの運行をどのようにする予定なのか、ちょっとお尋ねをいたします。 234 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・吉澤君。 235 ◯教育部長(吉澤房江君) まず、先ほど私の答弁の中でバスの運転委託料等の金額なんですが、大変申し訳ございません。私、桁を間違えて読んでおりまして、この場でまず最初に訂正をさせてください。  まず、中学校のスクールバスとしての契約額については先ほど7億と呼んでしまったんですが7,655万7,856円でございます。  それで、定期代等の契約額から差し引く額としまして、こちらはそのまま371万9,400円でございます。差引き額が業者への支払い額ということになりまして7,283万8,456円、それに校外学習等に関わる契約額455万1,030円を足しました額が決算書に載っております7,298万3,766円ということでございます。おわびして訂正申し上げます。  また、続きまして、委員からご質問のあった、今後小学校の統合に伴ってスクールバスをどのように運行していく考えがあるのかというご質問にお答えいたします。  こちらにつきましては利用する児童の状況、人数、それから乗降場所の設定、それに伴ってのルートの選定、そちらにつきましては希望する人数、それから地理的な側面等がございますので、現段階でどのようにという確定はしてございませんが、できるだけ児童の利便性を考慮しつつも、効率的な運用となりますように、契約の形態であるとか車両のサイズを踏まえて決定していきたいと考えてございます。 236 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 237 ◯委員(岡野孝男君) 小学校については、中学校みたいに自転車で通学するということは非常に難しいと思うので、しかも八郷みたいに広い地域においてはほとんどこのスクールバスを利用するということになると思いますよ。  その場合に例えば定期券を買わなければ乗せないよというようなことになると、それはこういう言い方はどうか分かりませんけども、要保護とか準要保護の世帯の子どもさんもいるわけですよね。そういうところについては取扱いを十分に考えてやらないと、義務教育の枠ですから十分に配慮をして運行していただきたいというふうに思います。  バスの運行について、これは予算も絡むわけですから、最後に、市長にちょっと答弁をお願いいたします。 238 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 239 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。先ほど教育部長のほうからバス運転業務委託料につきましては答弁がございましたが、費用対効果についても考慮しながら効率的な通学バスの運行を検討してまいりたいと考えております。
     委員ご指摘のとおり、これから合併が進みますとそういうバス通学経費というものがかなり膨大になってくるのかなと懸念されるところでございます。義務教育という観点から、やはりしっかりとした学ぶ環境を整えていくということも市としては大事かなと思ってございますので、このバス運行につきましては教育バスではなくて、例えば一般の方も使えるバスはできないだろうかとか、あるいは共用できないだろうかとか、様々な検討をこれから進めてまいりたいと思ってございます。 240 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 241 ◯委員(岡野孝男君) 以上で私の質問を終わりにいたします。 242 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。玉造委員。 243 ◯委員(玉造由美君) 玉造由美でございます。  令和3年決算書の132ページ、先日、住民税非課税世帯臨時特別給付金給付事業の給付手順を伺いました。対象者の方に通知を出し、返信をもらって給付するというような内容でした。また、返信のなかった方に対しましては受け取らないという意思表示と受け止めて給付できないというようなことでございます。その返信のなかった方の人数は100人以上になるというようなことでございました。  これまでの石岡市であるならばそれで仕方ないねとなるかもしれませんが、現在石岡市は誰一人取り残さないSDGsの精神を掲げております。一人の人を大切にするならば、例えば通知の中に手続に不安のある方はこの電話番号にご連絡くださいと電話番号などを明記するとか、民生委員さんにご協力をいただくですとか、広報紙で再度説明を載せるとか、何とかできる対策を取り、一人も漏らさず県、市の政策が行き渡る石岡市になっていただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。 244 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 245 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ただいまご質問の住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業でございますけども、こちらにつきましては本当にこのコロナ禍の中、家計の影響を受けている方、本当に困っている方のための給付金として国からの補助事業ということで実施しているところでございます。  委員ご指摘の実際通知を出して申請がない方の対応につきましては、これまでも様々な広報媒体を使いまして広報周知に努めておりますけども、できるだけ多くの方に、例えば相談だけでも来てもらいたいとか、そういう形で情報提供をさらに浸透させるような検討をしていければと思っております。  以上でございます。 246 ◯委員長(谷田川 泰君) 玉造委員。 247 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。ほかの委員さんも言っておりましたが、本当に必要な方に届くようなそういう対応をしていただければと思います。市長のほうからもお考えをお伺いしたいと思います。 248 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 249 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほどの部長答弁にもありますとおり、多くの方にしっかり届くような取組をこれからも進めてまいりたいと思います。 250 ◯委員長(谷田川 泰君) 玉造委員。 251 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。またこれからもこのような給付金給付事業があると思いますので、その点のご配慮をぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 252 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。飯村委員。 253 ◯委員(飯村一夫君) 飯村一夫でございます。よろしくお願いします。  総括ということで質問させていただきたいと思います。  合併特例債事業について、この事業については令和7年までに完了すると事務事業評価シートには書いてあります。この事業について、令和7年に6路線完成するような評価シートになっておりますが、どのような形で進んでいるかご説明いただきたいと思います。 254 ◯委員長(谷田川 泰君) 都市建設部長・櫻井君。 255 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) お答え申し上げます。令和3年度の決算ベースでお答え申し上げます。  まず、貝地・高浜線でございますが、全体執行予定額としまして約10億3,000万円、令和3年度末の執行額8億7,500万円となっております。執行率は85%となってございます。  続きまして、村上・六軒線でございます。全体執行予定額約2億200万円、令和3年度末執行額1億3,300万円、執行率65.8%となってございます。  次に、上林・上曽線でございますが、全体執行予定額約11億6,900万円、3年度末での執行額10億6,700万円となっており、執行率91.3%となってございます。  最後に、駅前・東ノ辻線でございます。全体執行予定額としまして約25億8,600万円、執行額20億4,400万円となっておりまして、執行率は79.1%となってございます。  以上でございます。 256 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 257 ◯委員(飯村一夫君) 令和3年の決算について繰越しが多いわけですが、この繰越しを残さないためにも執行部のほうではどのように考えているのか。ちょっとお聞きしたいと思います。 258 ◯委員長(谷田川 泰君) 都市建設部長・櫻井君。 259 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) お答え申し上げます。工事を行うに当たりましては、昨日の石橋委員の質問にも答えているところではございますけれども、どうしても用地の協力というものが第一になってくると考えております。事業が始まってから用地の購入について交渉を進めているところではございますが、なかなか難航しているというところもございまして、そういったところでの繰越しが多くなっているというふうに考えております。  以上でございます。 260 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 261 ◯委員(飯村一夫君) この6路線で進んでいるところと進んでいないところがあるわけですが、この中で市民のニーズ、要望等に関して、一番ここはやらなければいけないというような路線はどの路線を指しているのか。令和3年に工事が該当している部分もありますが、どの部分が一番優先されなければいけない路線かお聞きしたいと思います。 262 ◯委員長(谷田川 泰君) 都市建設部長・櫻井君。 263 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) お答え申し上げます。全ての路線につきまして重要であるというふうに考えてございます。  以上でございます。 264 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 265 ◯委員(飯村一夫君) 全ての路線、確かに路線全部、合併特例債事業で評価シートには6路線と書いてありますが、この中でも令和7年には完成するとシートに書いてあるわけですが、その中でもこちらをやっていれば当然そちらができないというようなお答えもあるのかと。  全部6路線ができるわけではないでしょうから、その辺のところは執行部でもどういう計画、今急がなければならない道路、路線、それは当然状況判断で今やられている上曽トンネルについても、この路線をどのように考えていかなければならないか。令和3年の事業費についてはちょっと少ないかと思いますが、執行部のほうで予算をつけてやるような考えはあるのかお聞きしたいと思います。 266 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員に申し上げます。決算議案の審査であります。令和3年度の予算執行の結果、確認、検証でありますので、その点に留意して質問をしていただくようお願いいたします。  飯村委員。 267 ◯委員(飯村一夫君) 令和3年度総括ということでありますが、執行部のほうで次年度に向けた計画もあると思うんですが、この中で進めなければいけない事業もあると思います。そういうことを考えていただいて、市民がこれをやっていただきたいという路線もあると思います。それは計画に組み込んで粛々とやっていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございます。これで私の質問を終わりにします。よろしくお願いします。 268 ◯委員長(谷田川 泰君) 以上で質疑を終結いたします。  これより各決算に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  小松委員。 269 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。まず、議案第60号・令和3年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  第1に、複合文化施設整備事業の決算額は2,221万3,837円となっていますが、この事業について、市長は今年の10月11日の特別委員会で整備基本計画案を取り下げ、建設場所と建設手法を含む基本理念を来年3月末までに練り直し、5月に市議会に示すと表明しました。このことによって令和3年度の決算額2,221万3,837円及び関係職員の方々の労力がこれからの事業にどのような意味があったのか執行部は考えるべきだと私は思います。このような決算を認定することはできません。  第2に、令和3年度一般会計予算の財政調整基金残高は33億8,859万2,000円となっています。長引くコロナ感染症による経済不況が続く中、この5年間で突出して対前年比伸び率19.9%増となりました。しかし、もともとは市民の皆さんからお預かりした大切な税金です。市民の暮らしを守るために積極的に、しかも適切に活用されるべきです。  第3に、長い間懸案となっている住宅新築資金等貸付金の収入未済額の滞納解決が令和3年度には285万円進みましたが、いまだに3億4,782万4,742円残っていること。さらに東地区公民館の借地料が一月46万2,000円、年間554万4,000円で、依然として異常に高いままとなっています。これらのことはとても市民の理解が得られるものではありません。  以上の理由から、議案第60号・令和3年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第61号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  令和3年度の収入未済額は前年度から2,141万6,069円少なくなりましたが、調定額の17.32%、3億5,025万9,203円となっています。最も平均所得の少ない国保加入者が最も高い国保税を払っており、依然として高過ぎて払うに払えない国保税が貧困を拡大しています。しかし、2億4,823万5,355円の黒字や3億9,229万3,768円の基金積立金を活用して未就学児の均等割の減額など、国保税の引下げなどの対策が取られませんでした。よって、議案第61号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第64号・令和3年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  介護の仕事は激務で本当に大変な仕事です。しかし、その仕事に見合う待遇の改善も不十分です。また、多くの方々から安く入れる介護施設はないかと問合せがあります。関係者が懸命に努力されていることは承知していますけども、まだまだ不十分です。介護に対する市民の希望をかなえていくためにも、財政調整基金などを活用した一般会計からの繰入れ、何よりも国や県からの支出金の増額を求めます。以上、中心点を申し上げ、議案第64号・令和3年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第66号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  後期高齢者医療保険制度は、75歳以上のお年寄りを他の医療保険制度から切り離して独自の医療保険としたもので、年を追うごとに保険料が上がっていくことが想定されます。今1割負担から2割負担で大きな問題になっています。75歳以上のお年寄りが苦境に立っているのは国の政策に問題があります。県の広域連合も保険料の引下げに応じないどころか逆に値上げをしています。直接保険料を集め、県広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。よって、私は政府に対し後期高齢者医療保険制度の廃止を強く求め、議案第66号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、令和3年度の歳入歳出認定10議案のうち4議案に反対する討論を終わります。 270 ◯委員長(谷田川 泰君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯委員長(谷田川 泰君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第60号・令和3年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 272 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。  次に、議案第61号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 273 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。  次に、議案第64号・令和3年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 274 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。  次に、議案第66号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 275 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。  次に、議案第62号・令和3年度石岡市駐車場特別会計歳入歳出決算認定について、議案第63号・令和3年度石岡市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第65号・令和3年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第67号・令和3年度石岡市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定についてないし議案第69号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案は、いずれも認定すべきもの、原案可決及び認定すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯委員長(谷田川 泰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 277 ◯委員長(谷田川 泰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で決算特別委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                   午後 2時46分閉会             ──────────────────────           石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。
                  臨時委員長    鈴 木 行 雄               委 員 長    谷田川   泰 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...